エアコンの原理

燃料を使用しないので火災やガス中毒の危険性もなく衛生的とも言えます。気化熱とは、例えば皮膚にアルコール消毒をすると冷たく感じるように、液体が蒸発して気体になるとき周囲の熱を奪うことです。逆に暖房する時は、冷房の場合とは反対で室外の熱を吸収して室内に熱を放出します。後に、室内機と室外機が分かれた壁掛け型のセパレートエアコンが開発され、現在の形に至っています。

エアコンはエアコンディショニングの略ですが、まさに室内空気の温度、湿度、清浄度を調節する空気調和機器と呼べるでしょう。現在のところ、日本でもっとも普及している冷暖房機器と言ったらやはりエアコンではないでしょうか。エアコンの原理を次に説明します。経済面から見ても、直接電気を熱として利用する電気ストーブなどと違って、熱を汲み上げる動力源として電気を使うため、熱効率が高く、経済的な暖房方式と言えます。

冷房の場合、気化熱を利用して部屋を冷やします。エアコンの普及は昭和42年頃から始まり、アメリカから輸入されたウィンド型クーラーが国産化されていきました。また冷媒の流れを変化させることで、一つの設備で冷房と暖房の両方の機能が使えるため、設備の利用効率が高いと言えます。

冷房運転をすると、室外機からは熱い空気が流れ出てきますよね。気体が液体になるときには熱を放出するという性質を応用しているのです。これは気化熱の原理を利用して室内の熱を吸収し、室外に熱を放出しているのです。